ザ・ラッツ
ザ・ラッツ Movie: (3.5 / 5) 星3.5個
原題:The Rats
制作:2002年
監督:ジョン・ラフィア
脚本:フランク・ディージー
出演:メッチェン・エイミック、ヴィンセント・スパーノ
ネズミ映画と言えば「ウイラード」(1971)や続編「ベン」(1973)が大ヒットしました。
その後、いくつかのネズミパニック映画が2000年代前半に制作されました。
しかし最近はネズミ映画が制作されている様子は全くなくサメや恐竜ばかり・・・。
ネズミ映画も希少価値が高くなりました。
さて今回ご紹介するのは2002年にアメリカで制作された「ザ・ラッツ」です。
それでは最後までご覧ください。
あらすじ
大都市ニューヨークにあるデパート・ガーソンで女性がネズミに噛まれる事件が発生。
ネズミ駆除の依頼を受けたジャックはデパート内で大量のネズミを発見する。ニューヨークはネズミの大群により生活が脅かされていた。ジャックとデパートの店員スーザンはネズミを一ヶ所に集めて駆除する計画を立てる。
ネタバレレビュー
ガーソンは高級デパートで、金持ちの拠り所だった。
しかし客がネズミに手を噛まれワイル病を発症。
またスーザンのアパートでもネズミが現れ管理人が殺されてしまう。
(大量発生!)
デパートにネズミがいると発覚するとマズいと言うことでガーソンの社長とスーザンは駆除業者のジャックを雇う。
デパートの営業終了後ジャックは、赤外線でネズミの足跡を辿る。
すると大量のネズミがデパートの中にいると判明。
(青いのがネズミの足跡)
ネズミの被害は徐々に拡大し、スーザンの娘エイミーが通うプールでもネズミが大量発生。
(ネズミはエイミーがお好き)
なぜかエイミーだけが追われるが何とかプールから脱出。
ジャックは衛生局に相談するが衛生局はポンコツのため何の役にも立たない。
仕方なくジャックは相棒のタイとスーザンの3人で調査開始。
何とかネズミ1匹を殺し、解剖してみると突然変異している実験用のネズミであると発覚。
タイは数年前に閉鎖された研究所を発見。
(使える相棒)
早速研究所に乗り込む3人。
すると植物をネズミの遺伝子に投入していたことが判明。
(植物で凶暴になるんですね・・・)
デパートでこの植物を原料とした香水を販売しており、その影響でデパートに大量発生していた模様。
またこの香水はエイミーも持っておりそれでプールにお大量発生。
対した伏線ではなかったがしっかり回収してくれました。
その間も着実にネズミは増殖し遂には地下鉄にも現れ運転士死亡。
(ネズミ列車)
ジャックたちはこの香水を利用しネズミたちをプールにおびき寄せることに。
香水の効き目は最高でネズミは続々とプールへ。
(ネズミの噴水)
最後はもちろん爆破!
(爆破以外方法ないですもんね)
一件落着かと思いきや生き残った数匹がゴミ箱から出てきてエンドロールへ。
総評
グロシーンや捕食シーンはほとんどないので迫力には欠けます。
しかしストーリーやテンポはけっこく良く割と90分が短く感じられました。
特にネズミの演出は結構魅力的で、地下鉄をネズミで覆いつくすシーンや、プールに噴水のように出てくるシーンは一見の価値ありです。
全体的に良くまとまっている映画ですのでネズミ好きの方は是非ご覧になってくださいね!
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