ネクロポリス
ネクロポリス Movie: (4 / 5) 星4個
原題:Ratten2-sie werden dich kriegen!
制作:2004年
監督:イョルク・リュードルフ
脚本:アレキサンダー・M・リューメリン
出演:ラルフ・ヘルフォーツ、クリスチャン・カールマン
モンパ二映画に多いのが、原題と邦題が全然違うということです。
「どうしてこの原題からこの邦題を付けたんだ!」とか「この内容でこの邦題はおかしい!」と思ってしまうことが多々あります。
今作もどこにネクロポリスの要素があるのでしょうか(笑)
しかも今作2001年にドイツで制作された「ファングス」の続編なんです。
普通に「ファングス2」にしてくれるとわかりやすいんですが・・・。
さて愚痴はこの辺にしといて今回ご紹介する「ネクロポリス」は前作「ファングス」の続編です。
前作が結構面白かったので期待して視聴しました。
それでは最後までご覧ください。
あらすじ
ある日、食い荒らされた白骨化した女の死体が発見された。調査に乗り出したシュトゥッフは、動物学者のマテイが新型のネズミ駆除方法を研究していたことを知る。ネズミのDNAを操作し、寒さに弱い変異体を作り出す。その新種は気温が零度以下になると死ぬが、その前に極度に凶暴化するのだ。実験の失敗が、黒い悪魔の群れを産み落としてしまった。ミサイル攻撃で巣は破壊されるが、地下に潜んだネズミたちを根絶する方法はない。シュトゥッフはネズミの群れを熱で誘導して、超低温の液体窒素で殲滅する計画をたてるが・・・。
ネタバレレビュー
前作から3年後、パッケージの表紙とは似ても似つかない田舎町で市長の秘書が、ポップな音楽に乗せながらネズミに喰われてしまう。
(酷い死体)
前作の主人公ダブロックは、カトリンと無事結婚し娘のアンナと3人で幸せな家庭を築いていた。
前作では社長の秘書だったアクセルは市長に昇格し、金持ちの奥さんと結婚。
この結婚を祝うため、ダブロック、シュトゥッフ、ホンザという前作からの仲間が集まってきた。
この手の映画では続編でも人物とかが入れ替わってて話の繋がりもほとんどないのですが、この映画は割としっかりと続編感を出しています。
(これが市長)
結婚式で楽しむ一行だったが、冒頭で襲われた秘書の死体が発見され出動。
(相変わらず間抜けな姿)
その後ダブロックは自宅へ戻っている最中に、ネズミの大群に遭遇。
ダブロックは、マテイ博士がネズミの研究をしているということで話を聞きに行く。
普通のモンパ二映画ならこの博士が悪人なんだが、この映画は少し違う。
博士がネズミを世に放ったのではなく、研究所の掃除係が間違って逃がしてしまったそう。
その逃げたネズミが大量に繁殖した模様。
市長のアクセルもネズミに噛まれ、再びダブロック達とカトリンに加え今作から登場の眼鏡っ娘はネズミ退治を始めることに。
前作の事件から、フランクフルト市はネズミが大量発生しないようにマテイ博士にネズミ駆除の研究をするように依頼していた模様。
しかし話を聞こうにもマテイはネズミに襲われ死亡。
(今回も大量ですよ~)
早速ネズミに追われる御一行だったが、ここでまさかの展開に。
なんとなんと前作の主人公で今作でもここまでメインで動いていたダブロックが死亡。
これは少しショッキングでしたね・・・。
(主人公死す)
ダブロックの敵を撃つべくシュトゥッフが代わりに主人公に。
シュトゥッフは博士の研究所でネズミを発見。
調査を続けると、零度以下になると死亡するが、死の直前で凶暴になるということが発覚。
(やりますね博士。凶暴になるのは想定外だったが・・・。)
しかしネズミの被害は拡大。
(ネズミ映画ではよくある光景)
とりあえずシュトゥッフは、警察と協力しネズミが暖かいところを好むため暖房を切るように住民に要請。
ネズミを退治するため、ネズミ映画のお約束「どこか一ヶ所に集める」を発動。
昔使っていた通路を温めて誘導し、そこに零度以下になる液体窒素を置くことに。
作戦通りネズミが通路に集まってきたが上手くいくはずもなく、液体窒素のスイッチが発動しない。
シュトゥッフは、ネズミの大群の中に1人で入っていく。
するとケーブルが噛みちぎられているのを発見。
まあこれは良くあることですね。
(これだけいれば噛まれますよ)
結局ケーブルは治せないので、手榴弾で爆破!
(大量発生と爆破はセット)
シュトゥッフは、1作目のダブロックと同じように抜け道から湖の中へ出て無事脱出。
最後はダブロックに花を手向けてエンドロールへ。
総評
前作同様しっかり作られており楽しむことができました。
相変わらずグロテスクなシーンはないものの、大量のネズミが暴れまわるシーンはなかなかです。
前作からのメンバーも引き続き出ており、話の内容も前作のストーリーを少し絡めていたのも良かったです。
とは言え前作を見てなくても問題なく楽しめます。
中盤で前作の主人公が死んだのは衝撃でしたが、これもアクセントとしては良かったのかなと思います。
ただラストシーンは前作と同じような展開だっただけにもう少し捻りが欲しかったかな・・・
まあけっこうおススメはできますので是非ご覧になってみてください!
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