エイリアンEX
エイリアンEX Movie: 
(2 / 5) 星２個
原題：DEAD RAIL
制作：2005年
監督：チューり・メイヤー
脚本：トム・アレキサンダー、ブライアン・スミス
出演：ルー・ダイアモンド・フィリップス、エイミー・ロケイン
エイリアンシリーズのインパクトが強すぎるせいか、「エイリアン〇〇」という邦題の映画がたくさん出回っています。
でも原題には、大抵エイリアンなんて入っていません。
さて今回ご紹介するのは列車×モンスターというモンパ二ファンからするとワクワクする設定である「エイリアンEX」です。
それでは最後までご覧ください。
あらすじ
次期アメリカ大統領候補が選挙のために建造したエクスプレスが、ラスベガスへと砂漠の中を爆音と共に走っていた。そこへ隕石の大群が接近！からくも、大惨事を逃れたが、未確認生物が車内へと潜り込んでしまう。次々と襲われる乗客。なすすべもなくパニックに陥る乗客を救うため、そして愛する女を守るため、元ヘリ部隊のエースパイロットだったヴィックが救出へ向かう。ヘリから暴走列車への決死のジャンプ！増殖するエイリアンに対抗できるのは、この男の勇気と度胸だけ！人類の未来は託された！！
（パッケージ解説文から引用）
ネタバレレビュー
次期大統領候補のローリングスは、選挙のために特急列車を建造と、いきなりぶっ飛んだ設定からスタート。
すると、踏切でこの特急列車の通過待ちをしていたカップルの車に隕石が直撃。
（ヒット！）
列車も目の前で車が爆発したもんなんでもちろん停車。
通報を受けた本作の主人公ヴィックは到着すると、車の上に見慣れない物体があること、そして機関士１名が動物のような物に殺されているのを発見し、調査を継続しようとするが、ローリングスの一言で列車は発車。
（ボンネットの上に何かある！）
列車には何かがいると確信したヴィック。
さらには列車にはヴィックの元嫁もいるとのことで、ヘリで追跡。
しかし列車に乗り込んでいた謎の生命体のより、機関士全滅。
乗客もどんどん生命体の餌食に。
おまけに列車内にはローリングスに恨みがある奴がテロ行為。
いろいろ詰め込んでますが、ぐちゃぐちゃになるだけ・・・。
またまたおまけに同じ線路内に貨物列車（核廃棄物輸送中）がおり１時間後に衝突してしまう。
まさかの時間縛りまで・・・。
おまけにおまけに謎の生命体は、殺した人間に卵を産み、体内から出産されるという本家エイリアンと同じ設定。
（繁殖中）
とりあえず盛りだくさんな内容を処理しなければいけなくなったヴィック。
まずはヘリから列車へダイブし、乗り移ることに成功。
（これがエイリアンの姿）
ヴィックが列車に到着するころには、ローリングスは死亡。
テロリストはエイリアンから身を隠して、テロ事件は無かったことに・・・。
ヴィックはとりあえずこの列車を止めようと機関室に向かうが、そこには既に無数のエイリアンが存在し失敗。
しかもこのエイリアンめちゃくちゃ動きが早い。
このエイリアンを破滅させるために、かつて廃線になった線路に列車を向かわせ、谷底へエイリアンもろとも落としてしまおうという作戦に。
そもそも110㌔の速さで走る列車をポイント転換する段階で脱線しそうなもんだが、もちろんそんなことはしない。
ヴィックは仲間の助けを借りながら、列車の連結を外すための暗号を手に入れるため再び機関室へ向かう。
炎に弱いとわかったため発煙筒で対抗し命からがら逃げ切る。
そして無事連結を解除し、エイリアンが乗車する車両は谷底へ。
（落下！）
ヴィックたちが乗車する車両はギリギリのところで止まるのであった。
そしてラストは無数の隕石が落ちてくるシーンでエンドロールへ。
総評
この映画を見て一番気になったのが、列車の映像が明らかにミニチュアということ。
せめてもうちょっと頑張れなかったのか・・・
後は、いろいろな要素を詰め込みすぎですね。
列車とエイリアンだけで十分なのに、テロや衝突やと無駄なものを付け加えすぎたのが残念。
結局テロも衝突も全く活かされていませんでした。
同じ列車×モンスターで言うと、スネークトレインという映画がありましたが、それよりはずっと見れる映画にはなっています。
ぜひ興味ある方は一度ご覧になってください。