ヴィシャス

ヴィシャス ★★☆☆☆ 星2つ

 

 

原題:FANGS
制作:2001年
監督:ケリー・サンドファー
脚本:ジム・ジョーハン
出演:ウィップ・ヒューブリー,コービン・バーンセン

さて今回ご紹介するのは
2001年のアメリカ映画「ヴィシャス」です。

珍しいコウモリが暴れる映画となっています。

それでは最後までご覧ください。

あらすじ

殺人や凶悪事件と無関係の平和で静かな町、スコッツビル。ある日この大学で、大量のコウモリを研究していたフラー教授が、校内で惨殺死体となって発見された。同時に忽然と姿を消したフラー教授の何千というコウモリ。一体、誰の仕業なのか・・・?やがて、スコッツビルで手広く事業を行っているハート氏の下で無理な立ち退きを行っていたルイスがフラー教授同様に惨殺されるという事件が発生した。ルイスの死体の周囲に転がっていたのは、彼が殺したと思われるコウモリだった。その足には教授のコウモリと同じID番号が付いていた。検査を依頼された獣医のジョンは恐るべき事実を知る。コウモリの唾液にはプロカイン塩酸という物質が含まれているが、フラー教授のコウモリは20倍もの濃度のプロカイン塩酸が含まれていたのだ。この物質には痛みを鎮め、襲った相手が暴れるのを押さえる性質がある。つまり、この性質は、より多く、より激しい攻撃を可能にしているのである。さらにフラー教授のコウモリには通常の2倍もの長さの鋭い牙があったのだ!すでに普通のコウモリではなく、人間を襲うべく改良されたコウモリであると確信したジョンは、住民へ警告をしようとする。だが、スコッツビル最大のイベントであるアップル祭が近づいており、誰も聞く耳を持たなかった。何千というコウモリが一瞬で現れ、一瞬で姿を消す。この神出鬼没の殺戮集団から人々を守ることができるのか?
(パッケージ解説文から引用)

ネタバレレビュー

まず一言。
パッケージ解説文長すぎん!?

よくもまあこんな丁寧な解説文を書いてくれたもんです。

もうレビューすることがないですよ・・・。

というのは冗談でここからしっかりレビューしていきたいと思います!

まず冒頭女子大生が研究室へ入室し、女子大生の一人が髪の毛を食いちぎられます。

その後、女子大生達はフラー教授の元へ行き経緯を説明するが、単位を上げるからという条件で内密にすることを約束します。

今回も教授が金のために遺伝子操作をやっている定番のパターンかと思いきや、いきなり教授が殺されます。

これはいつもと違うパターンで驚きました。


(食われた教授)


(解き放たれたコウモリ)

今作の主人公ジョンの娘は不動産王でこの町の権力を握るハート氏の不正を暴こうと彼氏と活動している模様。

そしてフラー教授が殺された事件で捜査に来たポンコツ警官とアリー。


(スレンダーなアリー)

事件現場にコウモリの調査に来たジョンは最初は疎まれながらも、ルイスの犬がコウモリに殺されたとわかると、アリーと共にこの事件の捜査に協力することになります。

一方その頃、不動産王のハート氏は新たに不動産を乗っ取る計画を立てます。
ジョンの娘の思惑通り不正を働いて不動産王になっている今作のクズキャラです。


(契約書類を不正している模様)

ハート氏は教授の事件を公にしないために、マスコミに圧力をかける他、警察の署長も脅し、捜査を終了するように命令します。

もちろんこの署長も簡単に命令されてる時点でクソですが、、、

町最大のイベントアップル祭が近づき、とにかく時間がないアリーとジョンはコウモリが生息している洞窟に向かいます。
しかし何も起きず、、、
なんやねん!


(ハート氏の不正によって追い出される老人)

アップル祭を中止にしろと、アリーは署長に言うが、コウモリが人を殺しているなど一切信じず、さらにアップル祭で家が売れれば署長にも分け前が入るということでどうしても祭りをしたい模様。
とんでもないクズ署長です。

そして遂にアップル祭当日になり賑わう町。

そしてジョンとアリーもなぜだかアップル祭を楽しむ。
おいおい何やってんだこいつら、、、


(ジョンの娘もコウモリを撮影するためアップル祭に参加)


(怪しげや人影が、、、)

アップル祭を楽しむ主人公たち、それを覗いている娘と彼氏、家を売りつけようとするハート氏、さらには怪しげな人影。

もうよくわからなくなってきましたが、そこにコウモリがようやく登場。


(大量のコウモリ)

「大丈夫ですから落ち着いて」という署長とハート氏だが、こんな状況で落ち着ける人なんているんですかね?

光が苦手なコウモリに対し、主人公たちはアルミをばらまいてコウモリ退治成功。

(アルミアタック!!)

 

主人公たちの活躍もあり、この祭りでなんと被害者は出ませんでした!

まじかよ!?
モンパ二なのに全然被害者でないじゃん!

そして愛を育むジョンとアリー。

一件落着みたいになってるけど何も解決してませんからね!

そんな時、ジョンの娘はハート氏に乗っ取られた人の中に、コウモリを研究していたフラー教授の父親の名前もあることを発見する。

ただのパリピかと思ったらこの娘なかなかやるじゃん。


(もちろん殺される署長)

さらにはフラー教授のパソコンのデータを解析する娘と彼氏。
この二人頑張ってます。
ジョンとアリーよりよっぽど頼りになりました。

さてこの二人の活躍によりようやく話の流れが見えてきました。

どうやらフラー教授は父親の農場を乗っ取られ相当ハート氏に恨みがあった模様。

これは最初に死んだと思われた教授はやっぱり生きていたというオチなのか!?

はい、生きてました!

どうやら最初の死体は全くの別人のものだった模様。

結局、フラー教授による復讐劇だったんですね。

まあハート氏が相当クズなのはわかりますが、わざわざコウモリで殺すか?普通。

コウモリたちもフラー教授の言うことを聞くみたいで、普通に研究者として優秀。

襲われるハート氏
だが死にません。

結局爆破オチ

この二人の活躍によりハート氏は刑務所へ

ジョンとアリーはめでたく結婚。

めでたしめでたし。

 

総評

結局は教授が復讐のためにコウモリを遺伝子操作し凶暴にして教授の命令の元、暴れまわるお話。

 

前半教授が死んで、少し変わった話かと思いきやこのミステリー要素を活かせていない。

 

被害者が少なくグロシーンは皆無。

モンパ二映画としては致命傷なところをミステリー要素を足した感じだが中途半端。

 

主人公たちもポンコツだしあまり見どころがありません。

 

まあ目新しいコウモリ映画なので星1つ足して星2つ評価にしています。

 

コウモリ大好きな方は是非見てくださいね。