第97回箱根駅伝 戦力分析 ~國學院大學~
このブログでは第97回箱根駅伝の各チームの紹介や戦力分析を行っていきます!
ぜひ最後までご覧ください!
今回は昨シーズン大躍進した國學院大學です。
國學院大學の紹介
5年連続14回目の出場。
創立は1882年で創部は1890年です。
創部は1890年と非常に歴史がある大学ですが、箱根駅伝に初めて出場したのは第77回大会でした。
87回大会で初めてシードを獲得しましたが、なかなかその後も常勝チームとはなりませんでした。
しかし昨シーズンは、土方選手、浦野選手、青木選手という黄金世代の活躍もあり、出雲駅伝を制覇。
箱根駅伝でも過去最高の3位という成績を収めました。
そんな國學院大學を率いるのが前田康弘監督です。
前田監督は現役時代駒澤大学の主力選手として箱根駅伝に出場しました。
4年生時は主将として総合優勝に貢献しました。
駒澤大学時代は大八木監督の元で活躍しました。
恩師の大八木監督がいる駒澤大学は、監督として指導する立場となった今、ライバル校となりました。
前田監督自身、意識しているようで昨年出雲で勝った時は喜びをにじませていました。
今年は昨年の主力選手が抜けたことでチームとして進化が問われます。
注目選手紹介
ここからは注目選手を紹介します!
藤木宏太選手(3年)
國學院大學のエースです。
前回大会では1区で起用され、集団から抜け出しトップを快走する場面もありました。
惜しくも残り1キロを切ってから抜かれてしまい区間2位という成績でしたが素晴らしい成績を残しました。
今年は区間賞を狙ってほしいと思います。
中西大翔選手(2年)
10000mチームトップの数字を持つ選手です。
昨年から注目され1年生ながら4区で区間3位という成績を残していました。
今年は更なる成長を遂げました。
今大会ではエースが集まる区間での起用が有力です。
区間どれだけの順位で走ることができるか注目です。
木付琳選手(3年)
3年生ながらチームの主将を務めます。
チームをまとめる力に加え、走力も大きく成長しました。
前回区間二桁と順位を落としてしまう走りをした悔しさを晴らしたいところです。
殿地琢朗選手(3年)
長い距離が非常に得意な選手で、前回は10区で区間4位と好走しました。
今年は浦野選手の穴を埋めるべく5区山登りでの起用が予想されます。
浦野選手に負けない走りに期待です。
10000m持ちタイム
エントリー選手の1万メートルのタイムです。
名前 | 学年 | 10000mタイム |
臼井健太 | 4 | 29分04秒 |
河東寛大 | 4 | 28分25秒 |
木下巧 | 4 | 29分33秒 |
髙嶌凌也 | 4 | 29分38秒 |
田川良昌 | 4 | 29分36秒 |
徳備大輔 | 4 | 29分34秒 |
門田秀利 | 4 | 30分30秒 |
藤村遼河 | 4 | 29分28秒 |
木付琳 | 3 | 28分27秒 |
殿地琢朗 | 3 | 29分43秒 |
藤木宏太 | 3 | 28分24秒 |
石川航平 | 3 | 29分26秒 |
島崎慎愛 | 3 | 28分46秒 |
中西大翔 | 2 | 28分17秒 |
中西唯翔 | 2 | 29分31秒 |
伊地知賢造 | 1 | 29分38秒 |
12月10日にエントリー選手16人が発表されました!
この中から当日の出場者が決まります。
故障者は出ておらず順当なメンバーが登録されました。
区間配置予想
さてここからは区間配置予想をしていきたいと思います。
1区藤木
2区中西大
3区島崎
4区河東
5区殿地
6区伊地知
7区臼井
8区髙嶌
9区木付
10区石川
上記のメンバーと予想します。
1区は昨年同様藤木選手。
本当は2区で起用したいところですが、単独走より集団走の方が実力を発揮できるタイプですので、1区でしっかり区間賞を獲得し流れを作りたいところです。
1区で起用されれば他校は藤木選手の動きに注目することでしょう。
2区には中西大翔選手。
他校のエースが集まる区間だけにどれだけ対抗できるか注目です。
藤木選手がある程度上位で来ることが予想されるため良い流れを保ちたいところです。
3区は島崎選手。
10000mのタイムは28分台でスピードがある選手です。
前回は6区で起用されましたが、今年の全日本では1区で区間4位と平地でも走れることを証明しました。
3区での好走に期待です。
4区は河東選手。
10000mではチーム3番目のタイムを持っています。
重要度が増した4区なので実力通りの走りが求められます。
5区には殿地選手。
昨年まで務めた浦野選手の穴は非常に大きいですが、殿地選手がどれだけ埋められるか注目です。
6区は1年生伊地知選手。
國學院大學期待の1年生ランナーです。
全日本ではチームの1年生で唯一エントリーされ、6区を走っています。
箱根駅伝でも出場し経験を得て今後の成長に活かしたい選手です。
7区は臼井選手。
箱根の経験はありませんが着実に力を付けてきました。
最初で最後の箱根で実力を見せつけたいところです。
8区は髙嶌選手。
臼井選手同様、箱根での経験はありませんが、最上級生としての力が求められます。
9区に主将の木付選手。
往路に経験者を持っていくことにより、復路の経験者は木付選手のみとなってしまいます。
復路のエース区間で区間上位を狙ってほしいです。
10区は石川選手。
ここまで駅伝出場経験はない石川選手ですが他の選手の調子が上がらないのであれば起用も十分考えられるでしょう。
期待に応える走りに注目です。
往路に主力を固め先行逃げ切りの駅伝レースにしたいところです。
そのためにも1区2区が非常に重要となるでしょう。
藤木選手中西選手で良い流れを作り、上位を賑わすレースが理想的な展開です。
まとめ
昨年までの主力が抜けてしまい、全日本では9位とシードを逃してしまいました。
今大会ではまずシード権獲得が目標と言ったところでしょうか。
新しい戦力にも注目の國學院大學はどのようなレースをしてくるか楽しみです。
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