ダイナソー・クライシス

ダイナソー・クライシス Movie: 2 out of 5 stars (2 / 5) 星2個

原題:CARNOSAUR

制作:1993年

監督:アダム・サイモン

脚本:アダム・サイモン

出演:ダイアン・ラッド、ラファエル・スパージ

 

1993年に「ジュラシック・パーク」が公開され世界中で大ヒットし、後に恐竜映画に大きな影響を与えました。

今回ご紹介するのは、悪名高きB級映画の帝王「ロジャー・コーマン」が制作した「ダイナソー・クライシス」です。

 

この映画、コーマンがジュラシックパーク制作を聞きつけ急いで便乗して制作されジュラシックパークよりも早く公開された作品です。

 

それだけ日付をかけていないということです。

それだけ期待をしてはいけないということです。

 

それでは最後までご覧ください。

 

 

あらすじ

DNA実験で採取された恐竜の遺伝子を鶏の卵に移植、現代に孵化させようとする実験が成功した。しかし、蘇った恐竜達は想像を絶する凶暴性を発揮、人間を次々に喰い殺してまくる。パニックに陥る人々。そして軍隊が出動しモンスターとの壮絶なバトルが始まった。

 

ネタバレレビュー

 

ティプトリー博士は遺伝子組み換えの専門家。当初は政府機関でまともに研究していたが、独自に極秘で研究を開始する。

 

恐竜の遺伝子をニワトリに組み込むというトンでも事件を行う。

 

するとまさかの成功。

学者としてはかなり優秀ですね。

 

(ニワトリから生まれた恐竜の卵)

 

しかしニワトリを輸送中、ニワトリから生まれた恐竜がトラックから逃げ出してしまう。

 

こうして街中に恐竜が解き放たれてしまった。

 

犠牲者は次第に増えていくが、警察も鶏の痕跡は採取されるもまさかニワトリから生まれた恐竜なんて誰も思わず状況は悪化するばかり。

 

(着ぐるみ!)

 

開発工場の夜警のドクは、開発反対運動をするスラッシュと出会う。

スラッシュの仲間があっさり開発工場で犠牲になり、なぜかドクが疑いをかけれる。

(なかなかグロい)

 

どう見ても人間の仕業ではないんですが・・・。

 

ドクは疑いを晴らすため、そして事態を解決するためティプトリー博士の研究所へ侵入する。

博士を銃で脅し情報を聞き出していると新たな衝撃の事実も発覚する。

 

何と博士の助手が卵を生んだのだ。

 

何を言ってるかわからないが人間が子供ではなく卵を生んだのだ。

 

この博士にかかれば鶏から恐竜を生ますのも、人間から恐竜を生ますのも可能のようだ。

 

しかも博士が作った病気の影響で世の中の女性のほとんどは妊娠している模様。

(女性は近々全滅してしまう模様)

 

もうめちゃくちゃな状況になってきたが、とりあえず軍隊も出動し街は閉鎖状態に。

しかも政府は恐竜退治ではなく、女性が絶滅するのを恐れ人工授精の話をする始末。

(おいおいバカかよ!)

 

ドクは何とか博士から血清を奪う。

 

博士はその後恐竜を産み死亡。

(おいおいエイリアンかよ・・・。)

 

ドクはスラッシュに血清を撃ち、襲ってくる恐竜と戦う。

エイリアン2のリプリーVSエイリアンを意識してますねこれ。

(クレーンVS恐竜)

 

何とか恐竜を倒したドク。

 

軍隊に助けを求めるが、証拠隠滅を図る軍隊によってドクとスラッシュは撃ち殺され終了。

 

総評

 

まずラストですがまさかの主人公とヒロインが死亡して終了というバッドエンド。

 

適当に爆破させてハッピーエンドにするよりかは個人的には好感が持てました。

 

しかし肝心の恐竜は着ぐるみ丸出しで恐怖感は一切ありません。

グロ描写はそれなりに頑張っていたのですが総合的にはイマイチ。

 

ダイナソー・クライシス2と3もありますがまあ見る必要はないでしょう・・・。