第97回箱根駅伝 戦力分析 ~駒澤大学~

2020年12月28日

このブログでは第97回箱根駅伝の各チームの紹介や戦力分析を行っていきます!

ぜひ最後までご覧ください!

今回は「平成の常勝軍団」駒澤大学を取り上げます!

駒澤大学の紹介

55年連続55回目の出場。

創立は1882年で陸上部創部が1966年です。

初出場は第43回で1967年のことです。

創部からわずか1年で箱根出場を決め97回大会まで1度も出場を逃したことはありません。

出場してからしばらくはなかなか結果が出ませんでしたが、平成に入ってからは上位常連校となり、76回大会で初優勝。

78回~81回にかけては4連覇を達成しました

そんな駒澤大学を率いるのが大八木弘明監督です。

大八木監督は現役時代駒澤大学の主力として活躍し、箱根では区間賞を2回獲得しました。卒業後は実業団で現役を続けました。

そんな中、当時箱根に出場しても下位に低迷していた母校である駒澤大学から打診があり1995年にコーチに就任しました。就任2年目には復路優勝を、そして就任5年目には総合優勝を達成し、手腕を高く評価され2004年に現在の監督に就任しました。

注目選手紹介

ここからは注目選手を紹介します!

田澤廉選手(2年)

昨シーズンは1年生ながら三大駅伝全てで結果を残しました。

今年は駒澤大学のエースとして更なる成長を遂げ、全日本ではアンカーで大逆転劇を生み優勝に貢献しました。またMVPにも選ばれ日本長距離界を代表する選手へとなりつつあります。

今大会では区間記録の更新を目指してほしい選手です。

鈴木芽吹選手(1年)

田澤選手と共に今後の駒澤大学を引っ張っていく存在である1年生ランナーです。

全日本で大学駅伝デビューを果たすと3区で区間5位という成績を収めました。

10000m28分台とこれからの成長にも注目です。

神戸駿介選手(4年)

駒澤大学の主将です。

ここまで駅伝では思うような成績が残せていませんが、駒澤大学を引っ張ってきた主将として、最後の箱根では今までの分を取り返すような走りをしてほしいと思います。

若いチームの中で4年生がどれだけ目立てるか注目したいと思います。

山野力選手(2年)

今シーズン急成長した選手です。11月の記録会では自己ベストの28分36秒をマークしました。

同級生の田澤選手と刺激しあってこれからの成長にも期待です。

10000m持ちタイム

エントリー選手の1万メートルのタイムです。

名前学年10000mタイム
神戸駿介429分28秒
小林歩428分38秒
伊東颯汰428分34秒
加藤淳428分36秒
佃康平330分18秒
石川拓真328分45秒
花崎悠紀329分25秒
田澤廉227分46秒
円健介229分30秒
酒井亮太228分53秒
山野力228分36秒
青柿響128分20秒
鈴木芽吹128分23秒
金子伊吹129分29秒
唐澤拓海129分36秒
白鳥哲汰128分14秒

12月10日にエントリー選手16人が発表されました!

この中から当日の出場者が決まります。

1年生が5人と非常にフレッシュなメンバーが揃いました。

区間配置予想

さてここからは区間配置予想をしていきたいと思います。

1区加藤

2区田澤

3区鈴木

4区小林

5区伊東

6区白鳥

7区山野

8区酒井

9区石川

10区神戸

上記のメンバーと予想します。

まず1区は全日本1区で区間3位と好走した加藤選手。

箱根では過去2回出場していますがいずれも区間二桁と悔しい思いをしています。

最後の箱根では実力通りの走りをしたいところです。

2区はもちろん田澤選手。

前回大会の東洋・相澤選手の記録にも挑んでほしいですが、まずは区間賞を狙いたいところです。

今大会は2区に力のある留学生がたくさん起用されそうなので、留学生たちとの闘いにも注目です。

3区は1年生鈴木選手。

4区5区に上級生を置くことで走りやすい環境を作りたいところです。

3区は例年力のある選手が多数出走します。

その中で1年生の鈴木選手がどれだけ闘うことができるのか注目です。

4区は小林選手。

非常に安定感のある小林選手だけに監督からの信頼も厚いでしょう。

どの区間に起用しても役割を果たしてくれそうですが、往路で遅れるケースが近年多いため、山に繋ぐ重要区間である4区で今回は起用したいところです。

5区には今回も伊東選手。

過去2年連続で5区を走っている伊東選手。

しかし前回は区間13位でチームの順位を下げてしまいました。

力のある下級生ランナーの起用も十分考えられるところですが、山は非常に経験が活きる区間だけに、伊東選手の経験にかけてみたいと思います。

6区に白鳥選手。

1年生ながら11月の記録会で28分14秒をマーク。

平地区間でも力を出せますが、来年以降のためにも山を経験させておくのは悪くないでしょう。

7区に山野選手。

各大学、少し力が落ちる7区、8区で力のある山野選手を起用しレースの主導権を握りたいところです。

選手層が厚い駒澤だけにこの起用が可能です。

8区は酒井選手。

今シーズン急成長をした2年生ランナーです。

11月の記録会では10000mで自己ベストを更新しました。

調子を維持して本戦を闘ってほしいと思います。

9区は石川選手。

駅伝での実績はここまでないですが、非常に力をつけている選手です。

復路のエース区間でどれだけの走りができるか注目です。

10区は神戸選手。

主将ということもあり何とか維持を見せてメンバーに選ばれてほしいと思います。

また若いチームで箱根を出走した経験のある選手が少ないだけに、上級生の経験も戦力になるのではないでしょうか。

どの区間も穴がなく戦力が整っている駒澤大学。

往路で苦戦することが多かったので、上級生を往路で多く起用し、勢いのある下級生を復路で起用すると予想しました。

往路で良い流れを作っていきたいところです。

まとめ

全日本の覇者として、各校の挑戦を受ける立場となりました。

全盛期のような戦力が整いつつある駒澤大学が再び、常勝軍団となるのでしょうか。

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