スノーシャーク/悪魔のフカヒレ
スノーシャーク/悪魔のフカヒレ Movie: (1 / 5) 星1個
原題:SNOW SHARK: ANCIENT SNOW BEAST
制作:2011年
監督:サム・クアリアナ
脚本:サム・クアリアナ
出演:マイケル・オヘア、サム・クアリアナ
最近のサメ映画はどこにでも出現するため、今さら雪の中にサメが出ると聞いても何とも思わなくなってしまいました。
さて今回ご紹介するのは2011年に制作されたにも関わらず、日本にやって来たのは2020年と9年間お蔵入りになっていた映画「スノーシャーク/悪魔のフカヒレ」です。
それでは最後までご覧ください。
あらすじ
悲劇は12年前にすでに始まっていた。
生物学者4人が雪山の生態調査に行ったまま消息をたったと思わていたが、
実は地震によって古代の伝説鮫が目覚め、彼らを襲撃していた。雪獣の伝説は実在するものだったのだ!
雪ザメは獲物を求め街へ…人々が次々に襲われる中、市民たちが力をあわせ、決死の大氷闘が始まった!
人間VS雪ザメ、生き残るのはどっちだ!
(パッケージ解説文から引用)
ネタバレレビュー
研究員たち3人は、地震の影響で野生動物が姿を消しているとのことで、雪山に調査にやって来た。
すると無残な動物の死体を発見する。
(鹿の死体の模様)
その後も調査を続けると雪の真ん中に大きな穴が空いている場所を発見した。
すると調査隊のリーダーの教授はすぐさま1000年以上眠っていた生物がこの地震によって目を覚ましたと解読。
天才ですねこの人。さすが教授です。
すると3人の前にサメが登場。
(ヒレだけの出演になります)
あえなく調査隊の3人は被害に合うのであった。
そして12年の時が経過しました。
B級映画のお決まりの展開であるバカップルがサメに殺される所から始まり、再び何者かによる被害が相次いでいた。
実は12年前以外に7年前にもサメによる被害が出ていました。
しかし、この町の市長はサメの被害と理解しながら、サメの存在を隠していました。
そのため今回もこの段階では“何者か”なのです。
しかし、7年前の事件でサメと遭遇し、何とか生き延びていたマイクがサメ退治に動き出します。
また時を同じくして、バカ息子をサメに喰われた保安官のドンも専門家3人を雇いサメ退治に動き出します。
(バカ息子)
しかし犠牲者はどんどん増えていきます。
(サンタも被害に)
サメ退治にやってきたマイクだが、マイクの仲間全員がしっかりサメに殺されます。
とりあえず仲間が死んで傷心のマイクは町に戻りバーで酒を飲みます。
なんかのんきだなコイツ。
しかしそこに12年前地震の調査を行って死んだと思われていた天才教授が出現。
(生きてました!)
12年間サメの悪夢に怯えながら生きていた模様。
しかしそれなりにサメの調査は行っていたとのこと。
とりあえずマイクは教授と手を組み早速サメ退治に向かう。
また同じくサメ退治を行っていた保安官のドンだったが、専門家の2名が殺され残り2名に。
(ガブリ)
そこにマイクたちが合流。
それなりにサメの調査を行っていた教授の話だと熱を感知し近づくとのこと。
とりあえず焚火を起こして誘い出そうとするがあっさり教授死亡。
さらにマイクも足を喰われ動けない状態に。
とりあえずマイクを餌に様子を見ようとするドンと専門家。
こいつらクソですね。
保安官のクセに今のところ何も役立っていません。
再びサメがマイクに襲い掛かった瞬間、マイクは手榴弾で自爆。
それに巻き込まれサメも死亡。
(こう見るとCG酷いのが丸わかり)
とりあえず一件落着。
マジで保安官いる意味ないじゃん。
このままエンドロールかと思いきや、無数のサメのヒレが雪から出てきて終了。
総評
雪山でサメと言えば、「アイス・ジョーズ」が真っ先に浮かびますが、実はこの作品、「アイス・ジョーズ」より3年も早く制作されています。
にもかかわらずようやく2020年に日本にやってきた時点で、察しは付きますが、まあ酷い。
テンポ悪いは、演技酷いは、CG酷いは・・・・・
褒めるとこが一切見当たらない。
結局、サメを闇に葬ろうとして犠牲者を出し続けた市長はノータッチだし、保安官に見せ場ないし、唯一マイクが頑張ったくらい。
全くこんな映画作った人の顔を見てみたいですね・・・。
あれ?
よく見ると
監督:サム・クアリアナ
脚本:サム・クアリアナ
出演:サム・クアリアナ
顔見れますやん!
役名は誰だ!と思いつつエンドロールを流すと何とマイク役でした。
要はこの映画、サム・クアリアナのサム・クアリアナによるサム・クアリアナのための映画だったんですね。
とりあえず「アイス・ジョーズ」見てめっちゃ面白かったって人は見ていいかもしれませんが、それ以外の人はお勧めしません。
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