第97回箱根駅伝 予選会結果

2020年12月28日

このブログでは第97回箱根駅伝の各チームの紹介や戦力分析を行っていきます!

ぜひ最後までご覧ください!

さて今回の記事は2020年10月17日に行われました第97回箱根駅伝予選会について詳しく解説していきます!

予選会には総勢46チームが参加し、上位10校に入ったチームが本戦の出場権を得ます

また本戦の出場が叶わなかったチームから、予選会の成績が優秀な選手を結集し関東学連選抜として出場します。

各チーム10人以上12人以下で出走し、上位10人のタイムで争われます。

予選会は95回大会より20kmからハーフマラソン(21.0975km)に変更となりました。

例年は立川駐屯地から立川市街地、昭和記念公園というコースを採用していましたが、今年は新型コロナウイルス感染対策として、立川駐屯地の周回コース(1周2.6km)となりました。

またこのコースは公認コースの申請をしており、承認されたため公認コースとして、選手のモチベーションも上がっての予選会となりました。

予選会の戦前の展望として、まずコースが変わったことで、例年と違うレース展開が予想されました。

具体的には昭和記念公園は起伏が大きく、選手たちを苦しめていましたが今年は周回コースで平坦なため高速レースが予想されました。

また予選会突破有力校としてスーパールーキーのいる順天堂大学、中央大学は予選突破確実とみられ、中央学院大学や日本体育大学といった箱根常連校も有力という予想でした。

その一方麗澤大学や駿河台大学といった新興校が力を付けており、一つ間違えれば予選敗退という激戦レースが予想されました。

ここからはレースの開設を行っていきます!

レースは雨の中でのスタートとなりましたが気温が低く、選手たちにとっては好条件となりました。

まず序盤から留学生ランナー達が飛び出します。

今年の箱根駅伝の2区で66分台を出した拓殖・レメティキ(2年)、国士館・ヴィンセント(3年)という実力者が着実に後方との差を広げます。

日本人トップ集団は中央・吉居(1年)や同じく中央・森(3年)などが引っ張ります。

5キロ通過順位
1位順天堂大
2位中央大
3位中央学院大
4位拓殖大
5位山梨学院大
6位日本体育大
7位専修大
8位神奈川大
9位筑波大
10位駿河台大
11位麗澤大
12位城西大
13位上武大
14位亜細亜大
15位国士館大

10キロ通過タイムはトップの留学生グループが28分10秒と快調に飛ばします。

日本人トップ集団は日体・池田選手(4年)、中央・森、山梨学院・オニエゴ(3年)らが引っ張り29分00秒で通過します。

10キロ通過順位
1位順天堂大
2位中央大
3位拓殖大
4位山梨学院大
5位中央学院大
6位神奈川大
7位専修大
8位日本体育大
9位麗澤大
10位城西大
11位駿河台大
12位国士館大
13位筑波大
14位上武大
15位東京農業大

10キロ通過順位では専修大7位、麗澤大が9位と大健闘。一方、日本大や大東文化大、法政大と言ったところが15位以下と非常に厳しい状況となっています。

15キロ通過タイムはトップの留学生グループが42分42秒、日本人トップ集団が43分55秒で通過。この集団には中央・森、吉居、日体・池田、中央学院・栗原、筑波・西、山梨・オニエゴの6人がいます。

15キロ通過順位
1位順天堂大
2位中央大
3位山梨学院大
4位拓殖大
5位中央学院大
6位神奈川大
7位城西大
8位日本体育大
9位国士館大
10位専修大
11位麗澤大
12位法政大
13位筑波大
14位上武大
15位駿河台大

15キロ通過順位では法政大が12位と上げてきています。

専修大も10位、麗澤大11位と粘っています。

18キロ通過でも以前留学生4人の集団でトップ通過します。

日本人先頭集団には、城西・砂岡、菊池、順天堂・三浦、野村と言ったあたりが追い上げて来ました。

18キロ通過順位
1位順天堂大
2位中央大
3位城西大
4位山梨学院大
5位神奈川大
6位国士館大
7位日本体育大
8位拓殖大
9位中央学院大
10位専修大
11位法政大
12位麗澤大
13位筑波大
14位上武大
15位駿河台大

18キロ通過順位では城西大が3位まで上げてきています。一方、拓殖大と中央学院大が順位を下げているのが気になります。

またこの時点で10位専修大と11位法政大の差は25秒です。

ゴール地点ではトップは拓殖大のレメティキ。

日本人トップは何と1年生の順天堂大の三浦。

こちらが最終順位です。

最終順位
1位順天堂大
2位中央大
3位城西大
4位神奈川大
5位国士館大
6位日本体育大
7位山梨学院大
8位法政大
9位拓殖大
10位専修大
11位筑波大
12位中央学院大
13位麗澤大
14位上武大
15位駿河台大

圧倒的な力を見せた順天堂大が1位で1年生の三浦選手や石井選手など下級生が非常に頑張ったのが印象的でした。

2位の中央大学も1年生の吉居選手が引っ張り安定した強さでした。

1位順天堂と2位中央は5キロ地点からずっと同じ順位をキープしました。

3位城西大も主力の菊池選手、砂岡選手、菅原選手が期待通りの走りを見せ終盤順位を大きく上げ3位での通過を決めました。

4位神奈川大は相変わらず予選会の通過が上手だなと感じさせてくれました。目立ったエースと言える存在はいないもののチーム10番手が113位としっかりまとめてきました。

5位国士館大はヴィンセントの貯金が大きかったとは言え日本人選手もしっかり力を付けてきているなと感じさせてくれました。

6位日体大は主力の池田選手と藤本選手がしっかりと貯金を作りました。日体大も予選会の通過が非常に上手なチームです。

7位通過は山梨学院大です。チーム最速の留学生ムルアが欠場で予選通過が危ぶまれましたが、オニエゴが成長した姿を見せチームトップでゴール。下位の選手も大きく崩れることなく2年ぶりに出場権を得ました。

8位法政大は序盤非常に苦しみ、15位以内にも入っていませんでした。多くの方は今年は苦しいなと感じたのではないでしょうか。しかし後半集団走が活き着々と順位を上げてきました。

9位拓殖大は個人トップのレメティキ選手の貯金が大きかった。200位以下の選手が3人いながらの通過はレメティキ貯金があったからでしょう。

10位通過はまさかの専修大学。法政大が先に呼ばれたことで、専修は落ちてしまったと思った人は多かったでしょう。しかし1年生の木村選手を筆頭に粘りの走りで200位以下の選手は1人のみという結果でした。

11位以下の予選敗退組で言いますと、何より驚いたのが中央学院大学。序盤は上位につけていましたが、18キロ地点では9位と徐々に順位を落としていました。エースの栗原選手以外思うような走りができませんでした。また主力選手の欠場も響きました。

昨年出場した筑波大学は、猿橋選手、西選手が一桁順位と大健闘しましたが、5番手以降が伸びませんでした。

日本大学は終始上位に姿を見せることなく18位と惨敗となってしまいました。

非常に高速レースとなった今大会はトップの順天堂大学が10時間23分34秒と素晴らしいタイムを叩き出しました。

ちなみに去年のトップ通過の東京国際大学のタイムが10時間47分29秒でした。

このタイムは今大会では21位相当のタイムとなります。

平坦なコースとは言え超高速レースとなりました。

本戦も高速レースが予想され、新たな区間記録が多く生まれるのではないでしょうか。

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