第97回箱根駅伝 戦力分析 ~東京国際大学~
このブログでは第97回箱根駅伝の各チームの紹介や戦力分析を行っていきます!
ぜひ最後までご覧ください!
今回は前回大会初めてシードを獲得した東京国際大学です。
東京国際大学の紹介
4年連続5回目の出場です。
創立は1965年で創部が2011年です。
駅伝部の創部だけで言うとまだ10年も経っていない非常に新しい大学です。
しかし創部からわずか5年で箱根に出場を決め前回大会ではシード権を獲得しました。
非常に勢いのある大学と言うことになります。
そんな東京国際大学を率いるのが大志田秀次監督です。
大志田監督は現役時代は中央大学の選手として活躍。
その後実業団に進み、現役引退後は、実業団や中央大学でコーチを歴任しました。
その後暫くの陸上から離れ社業に専念していましたが、東京国際大学の駅伝部創部に伴い、監督就任のオファーがあり引き受けました。
就任当初は勧誘から始まり、スカウト活動に力を入れました。
それが実り順調に部員を増やすことに成功しました。
今では大学のサポートもあり強豪校への階段を着実に登り始めています。
注目選手紹介
ここからは注目選手を紹介します!
イエゴン・ヴィンセント選手(2年)
前回大会3区(21.4キロ)でなんと1時間を切る59分25秒という記録を打ち立てました。
まさに異次元の走りで最初から最後までペースが落ちず、もう既に世界でも通用するのではないかという実力を持っています。
今回は2区での起用が有力とされます。
箱根史上最強ランナーとなるために未曾有の走りに注目です。
丹所健選手(2年)
1年生の昨シーズンから非常に安定感のある走りを見せてきました。
今大会では力のある選手が多数抜けたこともあり、丹所選手の走りが上位進出への鍵を握ります。
芳賀宏太郎選手(3年)
1年生から2年連続で箱根を経験しています。
いずれも復路で7区と8区を走り区間上位という成績を残しています。
今年は選手層を考えると往路での起用が有力です。
ヴィンセント選手が作った流れに乗り上位での襷渡しを期待したいです。
10000m持ちタイム
エントリー選手の1万メートルのタイムです。
名前 | 学年 | 10000mタイム |
荒井雄哉 | 4 | 29分22秒 |
内田光 | 4 | 29分02秒 |
加藤純平 | 4 | 29分15秒 |
熊谷真澄 | 4 | 29分38秒 |
佐伯涼 | 4 | 29分29秒 |
杉崎翼 | 4 | 29分33秒 |
芳賀宏太郎 | 3 | 29分07秒 |
三浦瞭太郎 | 3 | 29分38秒 |
丹所健 | 2 | 28分39秒 |
善田修平 | 2 | 29分29秒 |
宗像聖 | 2 | 29分13秒 |
ルカ・ムセンビ | 2 | 28分20秒 |
イエゴン・ヴィンセント | 2 | 27分38秒 |
川畑昇大 | 1 | 29分58秒 |
林優策 | 1 | 29分57秒 |
村松敬哲 | 1 | 14分01秒 |
12月10日にエントリー選手16人が発表されました!
この中から当日の出場者が決まります。
日本人エースの山谷選手が外れたのが非常に痛いです。
なんとか総合力でシードを狙いたいところです。
区間配置予想
さてここからは区間配置予想をしていきたいと思います。
1区丹所
2区ヴィンセント
3区芳賀
4区佐伯
5区内田
6区荒井
7区宗像
8区加藤
9区善田
10区杉崎
上記のメンバーと予想します。
1区は2年連続で丹所選手。
ヴィンセント選手がいるのでここである程度の走りをすると2区で首位にたつことは可能です。
そのためにも安定感のある丹所選手を起用し、1位から1分以内で襷を渡したいところです。
2区はヴィンセント選手。
前回の走りを見ると区間記録の更新は十分考えられます。
唯一不安なのが3区と違い急な上り坂があることでしょうか。
箱根最強ランナーと言われている山梨学院OBのモグス氏も、苦しめられた経験があります。
いかに最後まで体力を温存するか注目です。
3区に芳賀選手。
丹所選手同様、安定感のある選手です。
粘りのある走りで順位をキープしたいところです。
4区は前回に続き佐伯選手。
前回はヴィンセント選手から襷を受けしばらく首位で走りました。
最終的には抜かれはしたものの2位で襷を渡しました。
今回も粘りの走りに注目です。
5区は内田選手。
加藤選手が5区の経験はあるものの結果を出せなかったので、最上級生で一番力のある内田選手に託してみます。
前回の山瀬選手のような粘りの走りに期待です。
6区は荒井選手。
箱根経験はありませんが着実に力を付けています。
前回6区の大上選手がエントリーから外れたので荒井選手に託します。
7区に宗像選手。
同じ2年生の丹所選手と山谷選手が非常に結果を残している中、目立たずとも成長した選手です。
全日本でも順位を上げる走りを見せており今後チームの主力となるであろう選手です。
8区は加藤選手。
95回大会では5区を走りました。
しかし区間21位という結果に終わってしまいました。
その時の雪辱を晴らして欲しいと思います。
9区は善田選手。
徐々に力をつけてきた選手です。
大学駅伝デビューはまだですが期待したい選手です。
10区は杉崎選手。
箱根駅伝でチームの主将を務めます。
主将としての意地の走りに期待です。
まとめ
レースの流れとしては何といっても2区終わった時点で首位に立っていることが重要でしょう。
この良い流れで往路は5位以内でゴールしシードを獲得するというレースプランがベストでしょう。
そのためにも1区の丹所選手の頑張りが重要です。
各大学とも1区に有力選手を起用してきそうなので、ハイレベルな1区の中での丹所選手の走りに注目です。
東京国際大学にとっては力のある4年生が抜けて、我慢の年となります。
なんとかシード権を獲得して来年の出場権を得たいところです。
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